公式にやられる前にやってやるプ~。


 《ヤヴィマヤの火》というカードを覚えておられる方はいるだろうか?自軍に速攻を与え、置きプチ《巨大化》としても機能するエンチャントで、《ブラスダーム》や《はじける子嚢》とともに「ファイアーズ」というデッキで一時代を築いたカードである。
 それ以外にも《ゴブリンの戦長》や《憤怒》、《ゴブリンの奇襲隊》、《サルカン・ヴォル》など、全体に速攻を与えるカードには非常に強力な物が多い。

 そんな全体速攻付与カードに新たな一枚が加わった。今回紹介する《隠れしウラブラスク》がそれである。

 能力を紹介すると、

隠れしウラブラスク (3)(R)(R)
伝説のクリーチャー ― 法務官
あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。
いずれかの対戦相手のコントロール下でクリーチャーが戦場に出る場合、それはタップ状態で出る。
4/4


 なるほど強力である。神話レアの法務官サイクルの中では一番軽く(他は軒並み7マナ以上)、もう一つの能力も対戦相手のクリーチャーがブロッカーとして機能するのを1ターン遅らせる物である。つまり、こちら側のクリーチャーが機能するのが2ターン早くなるような物なのだ。

 では、どうすればこの強力法務官を上手く使えるのだろうか?

1:早く出す
早いターンに出す事で後続のクリーチャーが恩恵を受ける事が可能になる。つまりマナ加速が大事。

2:速攻を持って旨いクリーチャーを使う
速攻を持てば、タップ能力を即起動出来るし、1ターン早く攻撃出来る。強力な起動型能力や攻撃時誘発型能力を持つクリーチャーとは相性が良い。

 基本的ではあるが重要な事である以上の二点を踏まえてデッキを構築してみよう。


Land:24
20:《山》
4:《地盤の際》

Creature:14
4:《隠れしウラブラスク》

3:《サイクロプスの剣闘士》
3:《業火のタイタン》
2:《カルドーサの鍛冶場主》
1:《マイアの戦闘球》
1:《荒廃鋼の巨像》

Spells:22
3:《稲妻》
4:《伝染病の止め金》
3:《太陽の宝球》
3:《永遠溢れの杯》
2:《漸増爆弾》
4:《転倒の磁石》
3:《槌のコス》

 いわゆるアーティファクトレッドである。ウラブラスク→タイタンの流れは勝利を呼び込むだけの威力を持つし、ウラブラスク→鍛冶場主→巨像の一撃は対戦相手の予想だにしない角度からの勝利をもたらしてくれる。
 《サイクロプスの剣闘士》はあまり見ないカードではあるが、ウラブラスク環境下ではブロッカーを気にせずに殴る事が出来るため、対戦相手のクリーチャーを虱潰しにしてくれるだろう。
 《伝染病の止め金》+《転倒の磁石》のコンボはリミテッドでよく見るコンボではあるが、《ファイレクシアの十字軍》の存在や新たなるファイレクシアで《戦争と平和の剣》が登場する事を考えると欠かす事は出来ないだろう。また、増殖は各種マナ・アーティファクトやPWとも相性が良い。


 いかがだっただろうか?これ以外にも緑でマナ加速を行いステロイドっぽく動くデッキなども考えられるが、この記事で少しでも《隠れしウラブラスク》を使ってみようと思う人が増えれば幸いである。

We will be one!

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